[ ◆Top of Frames ] | Update : 2008/04/09 |
自分がR1-Zを購入したのは'99年6月のことです。
かつて一世風靡したRZの登場から10年、ポストRZとしてヤマハが誕生
させた2サイクルネイキッドスポーツがR1-Zです。
レプリカブームの衰退と環境問題とにより、R1-Zを含む2サイクルの
バイクは全て'99年をもって生産中止となってしまいました(T_T)。確かに
燃費は悪いしオイルも吐く、しかし2ストのみが持つ楽しさがあるのも事実。
嗚呼、またレプリカブーム来ないかなぁ。
WGPを愛する自分は、「2ストこそがバイクだ!」と思っていたので、 中免を取り最初に購入するバイクは既に4車種しか考えられませんでした。 その4車種の中で一番安くてたまたますぐに手に入るところにいたのが この娘でした。(実はNSRが欲しかったのですが) バイト代を全て下ろして一応知り合いであるYSPから免許を取得する1週間 前に購入。その1週間走りたい気持ちを抑えて眺めて過ごしました……
マイナーなバイクなので仕様諸元を紹介します。
形式 | 3XC-3 |
原動機種類 | 2サイクル・水冷 |
気筒数配列 | 2気筒横置 |
総排気量 | 249(cc) |
最高出力 | 40/8500(ps/rpm) 29.5/8500(kW/rpm) |
最大トルク | 3.4/7500(kg-m/rpm) 33.5/7500(Nm/rpm) |
燃費 | 34.0(km/L) 真赤な嘘(笑 |
全長/全幅/全高 | 2005/700/1040(mm) |
ホイールベース | 1380(mm) |
乾燥重量 | 134(kg) |
価格 | \499000 |
上記の値は3型の物です.3型へのMCでエンジン性能曲線の高回転部分が 派手な位に真平らになっていますが,それについては[カスタム-CDI]にて記述します.
バイクにまたがってみるととてもスマートです。(←見りゃ分かるって) 足つき性は良くて、自分は身長1720mm、体重60kgですがとてもゆとりが あります。ライポジについて最初は乗りやすくてかなり良いと思っていた のですが、ハンドルはもっと低いほうが良さそうです。後細かいところでは 爪先をステップに乗せた時にリヤのマスタシリンダ(?)が踝の辺に当たって 嫌です。
シート形状があまり良くなく、たまにシートから落ちそうになることがあります。2ストはよく下がスカスカと言われますが、全く無い訳では無く結構乗り やすいです。確かに4スト400ccとかと比べるとスカスカなんですけど(^^; 後これも2スト特有の性質ですが4000〜5000rpm位でトルクの谷があり エンジンがバラバラと嫌な音を立てます。まぁ街乗りでは5000rpm以下、 峠では7000rpm以上で走るので特に問題ないのですが。
このバイク6500rpm辺からの加速感はとても気持ち良いです。前に車が 見えないと思わずアクセルを開けたくなり、気を付けないと切符切られて しまいます。自分は慣らしの最中に白バイのお世話になってしまいました。 最高速もフルノーマルでメーター読み180km弱まで出ます。これ以上は 風圧で人間の方が辛いので十分でしょう。フルカウルのNSRは200kmオーバー でも楽に出てちょっと羨ましいかも…
峠では車重が軽いのでとても気持ち良く走れます。ただリーンウィズで 走っているとすぐにステップを擦ってしまいます。ステップだけなら良い のですが右コーナーではサイドスタンドを擦って吹っ飛ばされます。これに 懲りて今はハングオン(リーンイン)で膝擦りながら走っています。(← 全然速くは無いんですけどね)
あと気になる事と言うと、フロントの剛性が低い為なのか、バランスを 崩した状態のままフルブレーキングすると、ガタガタとFフォークが振動を生じます。 市販のスタビを使用すると改善されると聞きました。