カスタム-CDI

CDI:ミハラ スペシャリティ

まず，1&2型から3型へのマイナーチェンジでCDIにどの様な変更が加えられたのかを示したいと思います． 右図において黒線が1&2型を赤線が3型を示しています．これより，低回転域には何の変更も加えずに，単に高回転域での出力特性を平らにしただけと言う変更の様です． なお，この図は整備マニュアル(1&2型)とカタログ(3型)を縮尺を合わせて加工した物です． 更に分かりやすい様に，それぞれのピーク値を表にまとめると以下の様になります． 1&2型 3型 最高出力 (ps/rpm) 45/9500 40/8500 最大トルク (kg-m/rpm) 3.7/8500 3.4/7500 以上より，3型のCDIを1&2型の物に変更する事はデメリットの無い改造と言えます． 私は中古でミハラ製と思われるCDIを入手し，使用しています．

	社外CDIを使用した感想について以下に示します． 形状は純正と全くの同形状です。ただカプラを付け替えるだけ、楽々です。 エンジンをかけてみると、ちょっとアイドリングのバラつきが大きくなったかな と感じました。これの目的である9000rpm以上の領域については、今まで有った引っかかるようなストレスは無くなり、きちんとレブ迄回るようになりました。 しかし、ピックアップが良くなった訳では無いので、最高速狙いの時を除いてタイム等にはそれ程変わりはなさそうです。もっと今まで使えなかった9000rpm以上の旨みをどう引き出すかがポイントのようです。 と思ったのですが，慣れてくると峠でも威力を発揮してくれます． 但し，幾ら非力なR1-Zとは言え，10000rpmOverでコーナリングしていたら 危険です．峠ではくれぐれも自重が必要です．