[ ◆Top of Frames ] Update : 2008/03/26

MR2-インプレッション

中古車情報2003,私は司会の相川アキラです.
今回は,「和製ミッドシップスポーツの実力」と題しまして,トヨタの2世代目MR2を検証したいと思います.
MRと言うのはミッドシップレイアウト・リヤドライブの略で,簡単に言うと,エンジンが車の真ん中にあって後輪を駆動する車だという意味ですね. 車の中で最も重いエンジンを中央に置く事によって,前後の重量配分を50:50に近づけ,ヨー慣性を小さくする事が出来るために,運動性能が向上する訳です. トヨタが作ったスポーツカー,その運動性能にスポットを当ててみようと思います.
それでは,番組スタートです.


  Toyota MR2
GT-S (5速M/T)
 型式 SW20 III


 ・

 全長 4,170mm
 全幅 1,695mm
 全高 1,235mm
 ホイールベース 2,400mm
 車両重量 1,260kg
 燃料供給装置  EFI-D (電子制御燃料噴射装置) 
 燃料タンク容量 54L (無鉛プレミアムガソリン)



 型式 3S-GTE
 種類 直列4気筒DOHCターボ
 総排気量 1,998ml
 圧縮比 8.5
 最高出力 245ps/6,000rpm
(kW)
 最大トルク 31.0kg-m/4,000rpm
(N-m)
 パワーウェイトレシオ 5.14kg/PS
(kg/kW)
 サスペンション 前) ストラット式
後) ストラット式
 最小回転半径 4.9m
 燃料消費率 10.6km/L 
 車両本体価格 272万円
 価格帯 215万円〜310万円
  では,MR2のアピールポイントをメーカの弁としてNetzのカタログ(V型)から.

「"走り"の進化は止まらない.」

「真のドライビングプレジャーを追い求める車は時を重ねるごとに,ゆっくりと熟成される. 究極という言葉を手に入れるために. それはデザインに機能に新しい姿を現す. 走るために生まれ,走るために生まれ変わる. MR2の進化は,止まることを知らない. 決して.」

「走りの性能を徹底的に追求したパッケージング. ミッドシップは,真のスポーツカーの証. 究極の走りへの挑戦だ」

「背後から聴こえてくる,ツインカム・サウンド. 高い潜在能力と可能性を秘めたパワーユニットがアクセルワークに応える.」

「スポーティな走行性能と優れた操縦安定性を高次元で発揮する. ドライバーとクルマはその瞬間,ひとつになる.」


はい,有難う御座いました.
そのMR2に試乗に行ってまいりました. 試乗ではディーラの周りの国道を40分程度走っただけなのですが,いつもの様に色々とコメントを付けて御座います. 御覧下さい.


外観の印象
全体的にノッペリとした感じですが,フロント部分の短さと車高の低さが,この車の持つスポーティさを主張していますね. この車は後輪駆動であるため,動力がかかるタイヤの負担を軽くするのと接地性を上げるために後輪が太くなっています.

内装の印象
まず,このコクピットの様な,包まれる感じが良いじゃないですか. 座面はかなり低くて,私の様に体の硬い人間は,乗り降りするのに苦労します. シートのデザインは左右が大きく張り出した形状になっていますが,横Gに対するホールド性は今一つですね. シフトはショートストロークで良いのですが,クラッチは少し重すぎる用に感じます.

エンジン特性
このトヨタ御自慢のレースユニットである直列4気筒DOHCの3Sエンジンは,振動や音の面では今一つですが,アクセルのレスポンスは非常に良いですね. 今回試乗しているクルマは過給器付きの3S-GTEなんですが,2000回転も回せば最大トルクの70%位は出ているんじゃないでしょうか,実用範囲でも使いやすいです. 最大出力は245馬力なんですが,パワーは麻薬みたいなもので,あればあるに越した事はないですね.

ドライビング特性
乗り味はかなり固めで,これは社外の16インチホイールにも大きく因るんですが,かなりゴツゴツとした印象です. ステアリングはダイレクトな感じで,細かい操舵でも挙動が変わります. タイヤが太いため舵を轍に取られやすいのですが,わりかし直進性は悪くないですね.

オプション
今回試乗している車には,ABSと運転席エアバッグとMDが付いています. ABSについては,時速40kmからフルブレーキングしてみたのですが,良く分からなかったですね. エアバッグは開くと危ないので(ォィ,納車されたらすぐに外してしまう予定です. 私はMDを持っていませんので,残念ながらスピーカの性能は試せませんでした.

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MR2:う〜ん,格好いい….
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